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[PR]絶対攻略!英検準1級

1次試験について

 準1級は、2級までとは少し問題が異なります。

 まず、問題構成ですが、2級まであった短文の語句整序(並べ替え)問題に代わり、英作文問題が設けられています。英作文では、指定されたトピックに対する自分の意見を100文字(単語)程度で述べることになります。賛成か反対かを明確にすることを求められることもあるので、日頃から新聞や雑誌(英日両方)を読んで様々な話題に触れ、それらに対する考察をし、文章にできるようにしておきましょう。このとき、ニュースや新聞でよく耳にする専門用語や表現を、英語で書けるようにしておくことが重要です。英作文問題は14点満点と大きな配点がなされていますので、ここでいかに点を取るかが勝負になります。

 もう一つ、準1級の顕著な特徴として、文法を問う問題が出題されないことが挙げられます。準1級を受ける人ともなれば、一通りの文法をマスターしていて当然ということでしょう。複雑で頭を悩ませる文法問題がないのは、受験者にとってありがたいように思えますが、結局は英作文で文法の知識を問われることになります。既に述べたように、英作文の得点が占めるウェイトは大きいため、高校卒業までに習う文法、特に日本人が間違えやすい仮定法や完了はしっかりと確認しておきましょう。

 また、リスニングも2級までとは違っています。

 2級までは、対話の内容と、英文の内容を答える問題の2つだけでした。しかし、準1級からはこの2つに「Real-Life形式の内容一致選択」が加わります。これは、平成16年度より導入されたもので、留守番電話や館内アナウンスなど、英語圏での生活を想定した問題となっています。やや長文ですが、メモを取ることが許されているので、しっかりと集中し、カギとなりそうな言葉(固有名詞や数字)をメモしていきましょう。

2次試験について

 さて、見事1次試験に通れば2次試験が待っています。2級にも2次試験はありましたが、準1級からは出題形式が変わります。2級では、1つのイラストを見て、それについてインタビューを進めていく、というものでしたが、準1級では、4コマ漫画を読んでインタビューが行われます。特に、日本の文化について聞かれることが多いので、歴史の教科書やビジネスマナーに関する本を読んでおくと良いでしょう。

準1級取得のメリット

 準1級は、翻訳や通訳などの求人で、最低条件として設定されていることが多いです。もちろん、翻訳や通訳には外国語の能力だけでなく、母国語の能力と専門知識が必要となりますが、準1級取得は、英語を活かした仕事に就くための一歩となるでしょう。合格ラインは満点の7割前後。8割強取れれば、次の1級も高い確率で合格できるはずです。